与那国に専門嘱託員(国境交流担当)派遣
このたびボーダースタディーズ(境界研究)の研究と実務をつなぐ試みとして、JIBSNが窓口となった公募を経て、沖縄県与那国町が台湾・花蓮との国際交流(資料整理と分析)を担当する職員の雇用を始めました。4月1日から赴任した舛田佳弘さんは、北海道大学大学院経済学研究科で学位を取得しているだけでなく、中国・重慶の日本総領事館や北海道庁での勤務経験をもつ、まさに研究と実務をつなぐにふさわしい人材です。赴任中の舛田さんの業務は、これまでの台湾との交流資料を整理し、計画が進んでいるミュージアムの展示などに活かされる予定です。また台湾訪問も予定されており、舛田さんはその堪能な中国語で地元に対して大いに貢献することでしょう。勤務は6月末日までですが、その後、カナダの研究機関などで実務の成果を発信することも期待されています。プロジェクトの第2弾は、根室市を舞台として現在準備されています。
(岩下明裕)
国境交流推進特命事務局にて 上司の長濵利典さんと舛田さん(左)
(2013.04.08 up)
※本事業は7月7日まで延長されましたが、無事に終了いたしました。
※2013年9月9日、与那国町・元専門嘱託員の舛田佳弘さんが、カナダ・ヴィクトリア大学で「与那国・台湾交流」について報告を行いました。
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