JIBSN礼文セミナー(2019年9月21日)&国境を越えないボーダーツーリズム宗谷編(9月20-23日) 終了報告
2019年9月21日、北海道・礼文町で境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)の年次セミナーが開催され、約70名が参加者しました。稚内、根室、標津、対馬、五島、与那国、竹富など全国の境界自治体関係者が集まり、交通や喫緊の課題について議論しました。とくに第2セッションでは、サハリン航路が休止となった稚内、北方領土での共同経済活動が遅々として進まない根室、日韓関係の悪化で韓国人旅行者が激減している対馬からの最新報告があり、情報を共有しました。オープニングではJIBSN副代表幹事を務める木村崇氏(NPO法人国境地域研究センター理事長)の司会のもと、ホストである小野徹・礼文町長のビデオメッセージ、インターネットによる武田敏・副町長と初代代表幹事、外間守吉・与那国町長によるライブ対話も行われました。なおJIBSNの活動が縁となり、礼文と与那国は近々、姉妹提携をする予定です。そして来年のセミナーはその与那国で10月頃開催され、現在のJIBSN代表幹事である竹富町とのコラボで、与那国から波照間にチャーター便を飛ばすツアーも計画されています。
セミナーとセットで行われる恒例のボーダーツーリズム(ビッグホリデー主催)も好天のもと50名近い参加者があり、本センターの会員同士の交流が進むなど、連日の盛り上がりがみられました。礼文町を始め、利尻町、利尻富士町、稚内市の新旧学芸員オールスターによる添乗解説に参加者は大満足でした。関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。
(2019.09.24 update)