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JIBSN後援企画 ボーダースタディーズ・セミナー「領土問題:ジャーナリズムからの提言」北海道大学で開催(2013年7月5日)

 2013年7月5日、JIBSNが後援するGCOE/UBRJボーダースタディーズ・セミナー「領土問題:ジャーナリズムからの提言」が北海道大学で開催されました。130名を越える参加者は、HBCフレックス制作のDVD「揺れる国境:沖縄・尖閣のいま」の先行上映で南の国境地域の現状を学んだ後、若宮啓文氏(ジャーナリスト・元朝日新聞主筆)の基調講演「竹島・尖閣・北方領土」に聴き入りました。

 これに続くラウンドテーブル「北方領土問題:過去を検証し、未来を展望する」では本田良一記者(北海道新聞社)、本間浩昭記者(毎日新聞社)を交え、領土問題の取材や報道にメディアはどうかかわるべきか、ジャーナリストの責務とは何か、領土問題をどのように解決すべきかなど、本音ベースでかなり突っ込んだやりとりが行われました。フロアからの発言も、NHK札幌放送局・釧路放送局、HBC(北海道放送)、朝日新聞東京本社など、メディア関係者から相次ぎ、いつものセミナーとは色合いの違うスリリングな議論のやりとりに、多くの参加者も満足していました。

 研究(大学)と実務(行政)が軸となっているJIBSNですが、今後はネットワークにおけるメディア関係者の存在がより大きくなっていきそうです。なお、セミナーの成果の一部は、北海道大学出版会から刊行予定の『領土の罠』(仮題)のなかに収録されます。

(岩下明裕)


(2013.07.08 up)